大舞台は子供のメンタルを急速に強くする絶好の場

子供は大舞台を経験することで急速に成長します。だから、子供の目の前にとてつもない緊張を伴うほどの大舞台が用意されていて、それに出る機会があるのなら、是非、子供の背中を押して参加をすすめてください。

緊張するほどの大舞台をすすめるのは、とてつもないメリットがあるからです。ただ、普通に大舞台に挑むだけでは得られるメリットも小さくなります。

今回は大舞台に出ることで得られるメリットと、最大限得るための方法を私の息子の6年生の夏の体験を元にお伝えします。

「えっマジで出場すんの?」

2019年の6月23日、息子は衝撃的な体験をしました。それが「全国小学生陸上競技交流大会兵庫県予選」です。

兵庫県内の短距離走のトップレベルの小学生が集まる大会です。今回行われたのは、小学5年生と6年生。そんな大会に走るのがとにかく苦手だった息子が出場しました。

この大会は兵庫県の小学5、6年生なら3,000円払えば誰でも出れる大会なんですが、まぁ、足の遅い人はまず出場しません。そんな大会に出場したのです。

親として一番嬉しかったのは、息子が自分からこの大会に出たいと言ったこと。

正直、出ると言ったときは、「えっ本気で言ってる?」てな反応をしてしまいました。ひどい親ですw

まだまだ足が遅いはずなのに、そんなトップレベルの大会に出たいだなんて、この「チャレンジ精神」がたまらなく嬉しかった。

走る以上に不安なことに気が付いた「これはヤバい」

ただ、これは走る一週間前ぐらいに息子がボソッと言って判明したのですが、も、競技の内容が100m走で、さらにクラウチングスタートが義務付けられていたのです。

実は、息子は100mを走るのは初めて。さらにクラウチングスタートも初めて。全くのド素人です。

ということで、付け焼き刃感がハンパなかったのですが、100mとクラウンチングスタートの練習をすることに。

練習でイライラして泣かしてしまう

当日まで時間がない中でなんとか時間を見つけて練習しました。

しかし、息子は腕が左右均等にまっすぐに腕が振れていないという問題を抱え、それをいつまで経っても修正できずにいました。

その日できたと思ったら、翌日全くできなかったり、そう思ったら、また次の日にできたりと全く安定しないのです。

で、基本的に左右の腕の振りが同じではなく、左は腕が上がりすぎ、逆に右腕は全く上がらない。大会前日の練習でも、何度言っても腕の振りが修正されなかったので、イライラして泣かせてしまう日が続きました。

大会当日の朝に競技場へ行く前に、もう一度練習。腕の振りばかり練習していて、気づいたら出発時刻。腕振りに時間を取られすぎて、クラウチングスタートの練習がほとんどできないという不安要素を多分に抱えながら出発。

その時の私と息子は意外にも楽観的。クラウチングスタートぐらいまぁ、なんとかなるやろうと気楽な気持ちで会場へ。

想像以上の賑わいで息子ビビるw

会場に着くと、ユニフォームや体操服を着た沢山の小学生の姿が。

私たちの目の前を通った親子の会話が聞こえます。

子「緊張して吐きそう」

母「あんたずっとやなぁ」

やっぱり、こんな大勢の人緊張するわなぁと思いつつ、息子にも聞いてみます。

私「緊張してるか?」

息子「いや、ぜんぜんやなぁ」

とまぁ、こんな感じで最初は息子は緊張していなかったんですが、競技場の中へ入ると、車の中で、沢山しゃべっていたはずの息子が急に無言に・・・

こいつ、めっちゃ緊張しとるなw

5年生女子の100mを見てさらに静かになる

場所は神戸ユニバー記念競技場。そんな大舞台での最初の種目が小学5年生女子の100m走。息子よりも一学年下で女子だけど、普通に息子より速くてカッコよさを感じます。

息子は終始黙って競技を見ていました。お母さんに作ってもらったおにぎりをほおばり、ようやく緊張もほぐれてきたようでした。

競技場での集合時間は8時20分、息子が出場する6年生の100mは12時ぐらい。なのでめちゃめちゃ待ち時間長い。それに日差しが強い。息子はウォームアップのため、10時30分ぐらいで集合しに行ったが、私は暇なので、同じ敷地内の徒歩10分ぐらいのところのアリーナで行われていた、小学生の柔道大会を見学。

試合に負けて泣いている小学生に目頭が熱くなる

柔道ではめっちゃガタイの良い小学生と、一回り小さい子が試合をしていました。結果はガタイの良い小学生の一本勝ち。その時、小さい子は一人で泣いていました。

やっぱこういう気持ちを持った子が、将来伸びるんだろうなー。そんな小学生を見て、こっちも感動して目頭が熱くなります。もう年ですね。

そうこうしているうちに、息子の出番が迫ってきたので、いざ競技場へ戻ります。

いざ、息子の出番!

息子が神戸ユニバー記念競技場のレーンに立っている!すごい。これに自分からチャレンジした息子に拍手したい。

そして、クラウチングスタートの体勢に。一番ドキドキする瞬間。

これまでのレースを見てきて思ったのが、小学生がみんな、「ヨーイ、ドン」の「ヨーイ」と「ドン」の間でしっかり体が止まっています。

これ、動いていたら駄目らしい。陸上競技では常識なのだろうが、恥ずかしながら、当日にそのことに気づきました。

で、心配が頭をよぎる。

息子はクラウチングスタートをしっかり静止してから、進めるだろうか、、、

しかし、そんな心配は杞憂でした。

一回のスタートで、みんなフライングもなくきれいに飛び出す。

「おおー奇跡!」

もうそれだけで最高でした。クラウチングスタートでみんなと一斉に飛び出せたのが一番嬉しかった。もうそれだけで息子を褒めたい。

結果は惨敗!でも二人の中では最高の走り

同じ組でトップの子はなんと12秒台。それって私が高校2年生の時の記録ですやん・・・。これが小学生のトップレベルかと普通に感動。

うちの子は組の最下位。それでも腕も練習以上に触れていたし、状態も普段は猫背みたいになって突っ込みすぎる癖があるのに、まっすぐな姿勢でキレイな走りでした。

ただ、速い子と比べて圧倒的に腕の振りの速さが違いました。多少走り方が整っていなくても、速い子はそれを補うに余りあるだけの、ものすごい腕の振り。

よかった。速い子を見れて。息子がこれからどんなことを伸ばしていけばいいのかヒントになりました。

大舞台は子供を急成長させる特別な場所だった

この神戸ユニバー記念競技場での経験は、一生に一度の本当に貴重なモノになりました。

普段な人に負けると悔し泣きばかりの息子が、悔しさは見せたが、めちゃくちゃ楽しそうにレースの状況を話してくるのが嬉しかった。息子、めちゃめちゃ成長してるやんか。

帰りの車の中では早速、来年も出ると意気込んでいた。ただ、来年は中学生なんだが・・・。

明日も二人三脚の練習は続く

トップレベルの子は、元々の実力に加えて、当たり前に人より練習してるし、それを人に見せない。だから、「俺らも当たり前にやり続けような!」なんて話を息子として、最後は緊張感から開放されたのか、夕方に回転寿司でバクバク食べて長い一日を終えました。

翌日、早速息子と練習。練習メニューは特別変わっていないのだが、その日を境に明らかに息子のやる気が変わりました。

大舞台に出ることのメリット

最後まで読んで頂きありがとうございました。結局結論がぼやけましたね。大舞台に出ることのメリットですが、それはこういうことです。

  • 高いレベルにチャレンジしたことで目標が明確になる
  • 乗り越えた経験が自信になる
  • 記憶に残る【記憶が人生を作る】
  • 物事への準備の仕方を覚える
  • 親も安心できるようになる

高いレベルにチャレンジしたことで目標が明確になる

一番はコレです。目標が強烈なほどに明確になります。

考えてみてください。小学生が「県下で一番速くなる!」という目標を設定した場合、最も達成に向けて努力ができるのは、自分の身近にそういう人がいる場合だと思います。

同じ学校にそんなライバルがいれば、自分と体何個分ぐらいの差があるのかを、リアルに体感できますよね。そして近くにいれば常に意識します。

逆に、目標とするライバルが走ってるところを見たことない場合、イメージしずらくモチベーションが沸きにくいです。

なので、一度でも自分の目で見たり、一緒に走った相手に勝ちたいという目標は極めて明確なのです。

そんな目標なら、より高いモチベーションで突き進んでいけるのです。

乗り越えた経験が自信になる

息子は圧倒的に最下位でした。そんな息子も学校で走れば真ん中ぐらいです。そんな圧倒的困難な状況を走り切った経験は自信になります。

これを経験すれば、学校で走ることが余裕になるはずです。「俺は大舞台を経験している」という自信は永遠に刻まれるでしょう。

もし、大舞台で失敗しても全く問題ありません。その舞台に出たことがすごい勇気なのですから。失敗ではありません。出ること自体大成功です。

記憶に残る【記憶が人生を作る】

人間の人生は、過去の記憶によって作られます。「俺はこんな高いハードルをクリアしてきた」「俺は失敗しても前を向ける人間だ」

こんな風に、過去の経験の捉え方によって、人生は形成されていきます。大舞台を経験することで、また一つ、子供の人生がプラスに形成されるのです。

物事への準備の仕方を覚える

大舞台を経験すれば、次にその大舞台が来たときに、自分がどういう準備をして、どう乗り切るかを自然と考えるようになります。

学習するのです。例え大舞台で悔しい思いをしても、逆に嬉しい経験になっても、「次、絶対上手くいくようにするにはどういう準備をしたらよいか」「次、より上手くいくためには何をすべきか」ということを考えるようになるのです。

これこそ、自分の頭で考え困難を突破していくプロセスだと思います。

親も安心できるようになる

最後に、子供が大舞台を経験して自信を持ったり、準備段階から考えるようになると、親としては見ていて安心しますよね。

まぁそれが一番のメリットかもしれません。でもたとえ大舞台で失敗したとしても、大舞台に立ち向かったことを全力で褒めてあげましょう。

失敗は成功の元ですから。

追伸 

後日、県大会で優勝した子のタイムをネットで見ました。

「11秒98」

小学6年生すげえ・・・

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